二十歳は夢の彼方へ

捻くれているためみんなが着物を
着ているときに着たくなかった。
だから成人式には着物を着なかった。
しかし「二十歳の記念だから着なさい」と
三月の終わりに着せられて写真を撮った。
それの現像がやっとできて母親が田舎の
祖父母に送ったようだ。
祖父母は私が二十歳、しかもあと何日かで二十一に
なることを知らなかったらしい。
だから今年成人式だったことも知らなかった。
写真が送られてきて私が成人を迎えたと
初めて知っった祖父母が私宛に
お祝いを送金してくれた。
それを受け取ったのが一緒に暮らしている
おばあちゃん。おばあちゃんから母親に
経由して私には回ってこなかった。
母親曰く「妹の成人式用の着物を買う」で。
なんで？私のじゃないの？
進学祝とかも妹のものになったりしてるんだよね。
理不尽だわ・・・
そしてもう二十一なのよねぇ。
年を取ったわ。はああ〜